従来の方法とは全く違う、英語発音の究極メソッド公開中!
調音音声学や音響音声学にて、Rの発音とは何なのか、現時点では解明されていないと以前、音声学に詳しい方が仰っているのを聞いたことがあります。
今回はRとは何なのか、測定器具無しで誰でもできる簡単な実験を基に、私なりに考えてみました。
<注意!>いつもながら、音声学に詳しい方から反論がありそうですw
今回はRとは何なのか、測定器具無しで誰でもできる簡単な実験を基に、私なりに考えてみました。
<注意!>いつもながら、音声学に詳しい方から反論がありそうですw
Rは一般に、「舌を何処にも触れずにラ行を発音すればRになる」と言われています。
事実、それのやり方でRとして通じるでしょう。
一方、英語のネイティブスピーカーのRの仲間(=Rの異音)には、舌を口内の壁に叩くように触れるRも存在します。
また、舌を口内の壁の何処にも触れないLも存在します。
そう考えると、舌を口内に触れるか触れないかで、RとLを区別しているのではない、という疑問が起きるのは自然だと思います。
今回は、英語のRとはなんなのか、考えてみます。
英語のネイティブスピーカーによれば、「ル」はラ行の中で断トツで圧倒的に英語のRに近いそうです。
ヒントはこれです。
「ル」は口内の壁に殆ど触れないか、又は、触れないため、舌が振動しているでしょ?
口内に触れない「ラ」と、触れる「ラ」を試しに言ってみると
触れない「ラ」は舌が振動しています。
舌の振動はRの必須条件の一つかもしれません。
"write"で実験してみました。
聞こえませんね。無声音化したR(?)に聞こえるか、または、Rそのものが存在しないように聞こえます。
同じく、"write"で実験してみました。ちょっと難しいですね。
やはり、Rに聞こえませんね。 訳の分からない母音(?)に聞こえます。
※UDA式、英語耳式のRは、書籍を読む限り、この方法のようです。
このRの発音の仕方は、hut、cutの母音を発音するのに良く似ています。
舌の形が「デフォルトの舌の形」と殆ど同じです。
まずは、記事「【キャンディ・メソッド】第6回 「ア」に聞こえる母音(1)」の方法で、hut, cutの母音を発音して下さい。
そして、今度も同じ様にhut, cut の母音を発音するのですが、併せて、口内後部の舌(=舌の奥)の部位を振動させて下さい。英語の舌は奥に行くに従い、滑り台のように上り坂になっています。
口内後部の舌(=舌の奥)の部位を振動させるということは、口内空間の上部を振動させるということです。
ほら、Rになったでしょ?
このRは、舌を振動させないと、hut, cut の母音になります。
舌を振動させると、Rになります。
Rが母音と子音の両方の性質を何故、持つのか・・・・ 理由は舌の振動に関係がありそうです。
舌が振動する部位を舌先ではなく、もっと下の部位を振動させると、/u/よりは「ウ」に近い母音になりました。
上記5、8では口内空間のどの部分が舌により振動させられるとRになるかを実験しました。
上記6では、そり舌のRの様に、舌先が上がる他の音素も、舌を振動させるとRになるのかを実験しました。
上記7では、日本で一般に言われているRの発音の仕方の条件の一つ、「唇を窄める」ことがRの必須条件であるのかを実験しました。
以上により、Rの必須条件の仮説は
/i/、/e/はこの条件2に反するため、舌を振動させてもRにはならないのではないかと思います。
また、上記7の実験により、「唇を窄める」ことがRの必須条件でないと思います。
更に条件1と条件2により、Rは喉方向へ反射している音が必須であるように思われます。
(1)Rについては音響音声学の専門家も鼻腔での影響があると仰っています。
(2)日本語の「ル」は英語のネイティブスピーカーにはRそのものに聞こえることから、英語のRは鼻で響くものの、
Rの必須条件に鼻腔での響きは必須条件ではないように思います。
(3)英語のRは「喉が開いている」ので、のど仏〜肺での響きも含みますが、日本語の「ル」は「喉が開いていない」。しかし、「ル」はRに聞こえることから、のど仏〜肺での響きも英語のRには必須条件ではないように思えます。
上記(1)〜(3)により、
条件1と条件2により発生した音が、のど仏〜口までの気管の影響を受けた音と推測できます。
事実、それのやり方でRとして通じるでしょう。
一方、英語のネイティブスピーカーのRの仲間(=Rの異音)には、舌を口内の壁に叩くように触れるRも存在します。
また、舌を口内の壁の何処にも触れないLも存在します。
そう考えると、舌を口内に触れるか触れないかで、RとLを区別しているのではない、という疑問が起きるのは自然だと思います。
今回は、英語のRとはなんなのか、考えてみます。
1.事例:口内の何処にも舌を触れずにラ行を発音するとRになる。
舌を口内の壁に触れるラ行と触れないラ行は何が違うのでしょうか?英語のネイティブスピーカーによれば、「ル」はラ行の中で断トツで圧倒的に英語のRに近いそうです。
ヒントはこれです。
「ル」は口内の壁に殆ど触れないか、又は、触れないため、舌が振動しているでしょ?
口内に触れない「ラ」と、触れる「ラ」を試しに言ってみると
触れない「ラ」は舌が振動しています。
舌の振動はRの必須条件の一つかもしれません。
2.事例:そり舌のRで、舌を振動させなくてもRに聞こえるか?
「そり舌のR」は多くの英国人と一部のアメリカ人が発音するRで、舌先を上にカールするRのことです。"write"で実験してみました。
聞こえませんね。無声音化したR(?)に聞こえるか、または、Rそのものが存在しないように聞こえます。
3.事例:盛り上げ舌のRで、舌を振動させなくてもRに聞こえるか?
「盛り上げ舌のR]は多くのアメリカ人が発音するRと言われています。同じく、"write"で実験してみました。ちょっと難しいですね。
やはり、Rに聞こえませんね。 訳の分からない母音(?)に聞こえます。
4.事例:デフォルトの舌の形で発音するRで、舌を振動させなくてもRに聞こえるか?
ネイティブスピーカーの中には、口を閉じた舌の形と同じ、デフォルトの舌の形(=舌の基本形)のまま、舌の形を全く変えないでRを発音する人がいるそうです。※UDA式、英語耳式のRは、書籍を読む限り、この方法のようです。
このRの発音の仕方は、hut、cutの母音を発音するのに良く似ています。
舌の形が「デフォルトの舌の形」と殆ど同じです。
まずは、記事「【キャンディ・メソッド】第6回 「ア」に聞こえる母音(1)」の方法で、hut, cutの母音を発音して下さい。
そして、今度も同じ様にhut, cut の母音を発音するのですが、併せて、口内後部の舌(=舌の奥)の部位を振動させて下さい。英語の舌は奥に行くに従い、滑り台のように上り坂になっています。
口内後部の舌(=舌の奥)の部位を振動させるということは、口内空間の上部を振動させるということです。
ほら、Rになったでしょ?
このRは、舌を振動させないと、hut, cut の母音になります。
舌を振動させると、Rになります。
Rが母音と子音の両方の性質を何故、持つのか・・・・ 理由は舌の振動に関係がありそうです。
5.事例:hut, cutの母音発音時、舌の前部や中部を振動させるとRになる?
やってみました。 上記4の発音の仕方で、舌を振動させる部位だけが違う発音方法ですね。- 舌前部を振動・・・・・ Rになりません。
- 舌中部を振動・・・・・ 同じくRになりません。
6.事例:/i/、/ei/ の/e/を発音時に舌を振動させるとRになるか?
- 舌の先、舌の中部、舌の後部のいずれを振動させても、Rにはなりませんでした。
7.事例:R発音時に唇を横に広げてもRになるか?
- 上記2の「そり舌のR」発音時に唇を横に広げてもRになりました。
- 上記3の「盛り上げ舌のR」発音時に唇を横に広げてもRになりました。
- 上記4のRの発音時に唇を横に広げてもRになりました。
8.事例:そり舌のRで、舌が振動する部位を変えてもRになるか?
そり舌のRでは、上にカールした舌先近辺が振動しています。舌が振動する部位を舌先ではなく、もっと下の部位を振動させると、/u/よりは「ウ」に近い母音になりました。
9.仮説
上記1、2、3、4では舌の振動がRの条件の一つであるかを実験しました。上記5、8では口内空間のどの部分が舌により振動させられるとRになるかを実験しました。
上記6では、そり舌のRの様に、舌先が上がる他の音素も、舌を振動させるとRになるのかを実験しました。
上記7では、日本で一般に言われているRの発音の仕方の条件の一つ、「唇を窄める」ことがRの必須条件であるのかを実験しました。
以上により、Rの必須条件の仮説は
- (条件1)口内空間の内、上部の空間を舌で振動させる事。
- (条件2)調音位置より後ろで舌が上に盛り上がっていない事。
/i/、/e/はこの条件2に反するため、舌を振動させてもRにはならないのではないかと思います。
また、上記7の実験により、「唇を窄める」ことがRの必須条件でないと思います。
更に条件1と条件2により、Rは喉方向へ反射している音が必須であるように思われます。
(1)Rについては音響音声学の専門家も鼻腔での影響があると仰っています。
(2)日本語の「ル」は英語のネイティブスピーカーにはRそのものに聞こえることから、英語のRは鼻で響くものの、
Rの必須条件に鼻腔での響きは必須条件ではないように思います。
(3)英語のRは「喉が開いている」ので、のど仏〜肺での響きも含みますが、日本語の「ル」は「喉が開いていない」。しかし、「ル」はRに聞こえることから、のど仏〜肺での響きも英語のRには必須条件ではないように思えます。
上記(1)〜(3)により、
条件1と条件2により発生した音が、のど仏〜口までの気管の影響を受けた音と推測できます。
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