従来の方法とは全く違う、英語発音の究極メソッド公開中!
Drill 03 人をよりよく知る (第一回)
前回までにKAZ氏の【ae】の発音について軽く触れました。
KAZ氏の【ae】 の発音は上手です。問題は無いと思います。
しかし、【ae】を書籍「英語喉」では、2つの発音記号(aとa)に分類しているにも関わらず、CDのKAZ氏の発音には、両者の違いが存在しないように、私の耳には聞こえます。
今回はKAZ氏の二つの【ae】(a と a)について、もっと細かく見ていきたいと思います。
また、CDに収録されている英語のネイティブスピーカーの発音と比較も行います。
目次
尚、KAZ氏、英語のネイティブスピーカーの音声は下記を使用しました。
KAZ氏
- 文K1:(p.226) "What Languages do you speak, other than English and Japanese?"
- 文K2:(p.226) "Is that harder than Japanese?"
- 文K3:(drill 02,p.224) "it's brand new!"
- 文K4:(drill 01,p.220) "I have a cold."
英語のネイティブスピーカー(女性)
- 文N1:(p.225) "Have you traveled to Japan before?"
- 文N2:(p.226) "I speak Spanish."
- 文N3:(drill 01,p.220) "Have a great day."
1.a (= 次の音がNの場合の【ae】)
(1)KAZ氏
下記の3つの音声をチェックしました。
- (A) 文K1の "than" の【ae】、短めの発音時間、 0.058秒
- (B) 文K2の "than" の【ae】、短めの発音時間、 0.073秒
- (C) 文K3の "brand" の 【ae】、長めの発音時間、0.125秒
図1:上記(A)〜(C)のKAZ氏の【ae】
【ai】の【a】より、少し上でKAZ氏は【ae】を発音されています。響く空間の位置は移動していません。その響く空間の上下位置は、上の歯の裏付近です。
※記事「【書籍「英語喉」レビュー】第28回」にて、KAZ氏の a (=後にNが続かない【ae】)をレビューした時と全く同じ発音方法です。
上記(A)〜(C)には発音時間が随分異なりますが、発音方法が3つとも全く同じでした。発音時間の違いによる影響はありませんでした。
- キャンディ・メソッド実践者には、図1の様に、上の歯の裏で仮想キャンディ(=響く小さい空間)が響き、それが全く移動していないことを「透視」・「体感」できると思います。
- キャンディ・メソッド非実践者には、KAZ氏の、これらの【ae】に「エ」の響きを全く感じられないと思います。日本語の「ア」と区別できない人も多いのでは?
(2)英語のネイティブスピーカー(女性)下記の2つの音声をチェックしました。
- (A) 文N1の "Japan"の "pa"の【ae】、長めの発音時間、0.119秒
- (B) 文N2の "Spanish"の "Spa"の【ae】、長めの発音時間、0.129秒
図2:上記(A)〜(B)の、英語のネイティブスピーカーの【ae】【e】の位置から へ移動するパターンの、アメリカ人に多い【ae】です。
但し、響く小さい空間の移動が、へ到着する寸前で【ae】の発音を終了しています。次に続くNの影響だと思います。
- キャンディ・メソッド実践者には、図2の様に、仮想キャンディ(=響く小さい空間)が【e】からの寸前まで移動しているのを「体感」・「透視」できると思います。
- キャンディ・メソッド非実践者には、「ア」の響きが感じられず、ひょっとすると「エ」に聞こえるかも知れません。
2.a (= 次の音がNではない【ae】)
(1)KAZ氏
下記の3つの音声をチェックしました。
(A),(B)は、【ai】の【a】より少し上でKAZ氏は【ae】を発音されています。。その響く空間の上下位置は、上の歯の裏付近です。高く上に上がった舌先が非常に高速に図1の赤丸の位置まで移動しています。但し、これは直前の "J"の影響です。【ae】の発音の一環で舌先が【e】の位置から下がる速度より遙かに早かったです。つまり、基本的に図1と同じ発音方法です。
- (A) 文K1の "Japanese"の "Ja"の【ae】、長めの発音時間、0.194秒
- (B) 文K2の "Japanese"の "Ja"の【ae】、長めの発音時間、0.149秒
- (C) 文K4の "have"の【ae】長い発音、長めの発音時間、0.167秒
- キャンディ・メソッド実践者には、図1の様に、上の歯の裏で仮想キャンディ(=響く小さい空間)が響き、それが全く移動していないことを「透視」・「体感」できると思います。
尚、「透視」・「体感」の精度・感度が非常に良い人には、"J"の発音後、仮想キャンディが上から、【j】 → 【e】 → 赤丸の地点まで高速に移動しているのが分かるかもしれません。
- キャンディ・メソッド非実践者には、KAZ氏の、これらの【ae】に「エ」の響きを全く感じられないと思います。日本語の「ア」に聞こえる人も多いでしょう。
(C)は全く図1の発音方法と同じでした。
(2)女性のネイティブスピーカー
下記の1つの音声をチェックしました。
- 文N3の "Have" の【ae】、長めの発音時間、0.104秒
図2の発音方法と同じです。
この発音は上記1.(2)と異なり、まで、響く小さい空間が到達していました。
- キャンディ・メソッド実践者には、図2の様に、仮想キャンディ(=響く小さい空間)が【e】からまで移動しているのを「体感」・「透視」できると思います。
- キャンディ・メソッド非実践者には、「ア」と「エ」の中間の音に聞こえるでしょう。
3.結論
(1)KAZ氏は a と a の発音を区別しておらず、同じ発音方法でした。
(2)CDに収録されている女性の英語ネイティブの【ae】も、a と a の発音を区別しておらず、同じ発音方法でした。
(3)KAZ氏の【ae】の発音は、英国、および、米国東海岸に見られる【ae】の変形バージョンの【ae】
図3:英国、米国東海岸の【ae】
(補足)英国、米国東海岸の【ae】は、【e】から【ai】の【a】まで、音が響く小さい空間が移動します。一方、KAZ氏の【ae】は、a 、 a の両方共に、英国、米国東海岸の【ae】の変形バージョンに思えます。KAZ氏の【ae】の発音は、図3の「響く小さい空間」が移動している一瞬を写真で撮影した様な発音です。KAZ氏の【ae】の発音時間が長くても短くても、「響く小さい空間」は止まったままです。ですが、問題なく通じると思います。
(4)女性の英語ネイティブの【ae】の発音は、米国によく見られる【ae】の発音でした。
a と a の違いが私には全く分かりません。何が違うのでしょうか? 「英語喉」の他の読者の方には分かるのでしょうか?
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