従来の方法とは全く違う、英語発音の究極メソッド公開中!

前回にて、当ブログオリジナルのN、T、D、Lの調音位置を探す方法、「ほうさんだんご」の記事を書きました。
今回は、前回の補足説明を行います。





目次
1.タ行、ナ行、ラ行の子音の位置

2.N,T,D,Lの子音の位置

3.日本語の影響

4.タ行、ナ行、ラ行の束縛から脱出しよう



1.タ行、ナ行、ラ行の子音の位置



英語と日本語とではかなり違いがあるために、最初に、日本語のタ行、ナ行、ラ行のそれぞれの子音において、舌先が口内の壁の何処に触れるかを示します。
(タ行、ナ行、ラ行については、将来、本家の639式日本語発音講座にて、詳しくやります。)


図1:タ行の子音の舌の位置
図2:ナ行の子音の舌の位置
図3:ラ行の子音の舌の位置
 


図1〜図3にて、タ行、ナ行、ラ行の子音部分にて、舌が口内のどこに触れるかを示しています。


図4:「つ」、「る」の子音の舌の位置
図5:「ぬ」の子音の舌の位置

「つ」、「ぬ」、「る」は特別です。
図4〜図5にて、「つ」、「ぬ」、「る」の子音部分にて、舌が口内のどこに触れるかを示しています。
但し、前後の音の影響や地域差、個人差、声の大きさ等によって、図1タイプの「つ」の子音、図2タイプの「ぬ」の子音、図3タイプの「る」の子音が話される場合があります。



図6:タ行、ナ行、ラ行の子音の舌の位置



図6を見て下さい。タ行、ナ行、ラ行の子音部分にて、舌が口内に触れる位置を比較しています。


舌が触れる口内の壁の位置は、 高い順番で、
「ぬ」・「つ」・「る」の子音(この3音の位置は同じ)
ラ行の子音
ナ行の子音
タ行の子音
です。

口内の壁に触れる舌の面積は、大きい順番で、
ラ行の子音
ナ行の子音タ行の子音
「ぬ」・「つ」・「る」の子音
です。



2.N,T,D,Lの子音の位置


図7:Nの舌の位置
図8:Tの舌の位置
図9:Lの舌の位置
 

図7〜図9にて、N、T、Lにて、舌が口内のどこに触れるかを示しています。尚、DはTと全く同じ位置です。


図10:T、N、Lの舌の位置 



図10を見て下さい。N、T、Lにて、舌が口内に触れる位置を比較しています。

舌が触れる口内の壁の位置は個人によって異なり、2つのパターンあります。
①パターン1:が同じ。
②パターン2:が同じ。Lがそれらより下。

上記の2つのパターンの違いは、Lの位置です。Lは舌と舌が触れる口内の壁とで音を作り出しません。舌の前の方の両サイドで音を出します。従って、舌が口内の壁に触れる位置の許容範囲が広いためだと思われます。


口内の壁に触れる舌の面積は、大きい順で、

①L (舌がべったりと広い面積で上顎に接地する。)
②N (舌先〜舌先から1センチまでの範囲が上顎に接地する。)
③T (舌先の側面が上顎に接地する。)
です。



3.日本語の影響



日本人がN、T、D、Lを発音する際、日本語のナ行、タ行、ラ行の干渉があります。この干渉を取り除かなければ、いろいろ問題があります。また、この干渉があるために、シンプルな事象が日本人には非常に複雑に見えたりします。


(1)発音に詳しくない日本人の場合


上記1と2で示した通り、何もかもが全く違うのですが、発音に詳しくない方は、Nをナ行、Tをタ行、Dをダ行、Lをラ行で代用します。

代用による悪影響とは、
①子音の連続が多用される英語に、舌の反応速度が追いつかない。舌の先端だけを動かす使うN、T、D、Lに比べて、舌全体を動かすナ行、ラ行、タ行は、舌の動きが遅いためです。
②子音の音の大きさが小さくなってしまう原因の一つ。これも舌の動きが遅いためです。
③音の変化が自然発生しない。
です。


(2)発音に詳しい日本人の場合


英語ネイティブの様に、舌の先端を使ってN、T、D、Lを発音する方にも、日本語の影響が強く出ています。もう一度、図6と図10を見て下さい。


図6:タ行、ナ行、ラ行の子音の舌の位置 (再掲)



図10:T、N、Lの舌の位置 (再掲)




英語では、舌先が口内の壁に触れる位置は、TとNが同じです。そして、LはTとNと同じ、あるいは、TとNより少し下です。
しかし、殆ど全ての日本人は、ラ行、ナ行、タ行の影響を強く受けているために、口内の壁に触れる位置は、Tの位置がNよりも下になっています。

このことによる悪影響とは
①Tの音が小さい。
②音の変化が自然発生しない。
です。


4.タ行、ナ行、ラ行の束縛から脱出しよう




是非、タ行、ナ行、ラ行の悪影響を無くしてみましょう。


(1)N、T、Lを発音するとき、舌先が口内の壁に触れるように改善して下さい。
日本語のラ行、ナ行、タ行がそうであるように、舌先以外で口内の壁に触れてはいけません。

(2)発音時の舌先が触れる位置をTとNを同じにして下さい。
LはT、Nと同じでも、それらより少し下でも、どちらでも構いません。NとTの発音時に舌先が触れる位置が正確に分からない方は、是非、当ブログオリジナルメソッド「ほうさん」だんごを試して下さい。自画自賛ですみませんが、かなり良い方法です。

(3)L、N、T発音時、口内の壁に触れる舌の面積を調整して下さい。
上記2を参照の事。
(4)アメリカ英語のTを習得するには、次のことを試して下さい。
Tを発音するには、準備のための「ま」が必要です。
Tをちゃんと破裂するつもりで、"water"を発音して下さい。「ウォーター」的な発音になるはずです。この時の「ま」を覚えて下さい。ちゃんとTが破裂音として鳴るための、この「ま」を「まA」と仮に名付けましょう。

今度は、Tの準備が完了したと感じる前にTを発音して下さい。でも、気持ちは、ちゃんと破裂させるつもりでお願いします。
その要領で、"water"をもう一度、発音して下さい。今度は「ウォラー」的な発音になったでしょう?
気持ちは、ちゃんと破裂させるつもりでTを発音するけど、準備時間が少し足りない。この「ま」を「まB」と今は名付けましょう。

アメリカ英語のTは、

①単語の先頭のTを「まA」で発音する。

②単語の先頭以外のTを「まB」で発音する。

です。たったこれだけです。

N・T発音時に舌先が触れる位置と、この「ま」が出来てさえいれば、アメリカ英語のTの音の変化は自然現象として発生します。

bottle"、"shut up"、"get up"を発音して下さい。 どうですか?(笑) 
"want to"、"listen to"、"going to"は使用頻度が非常に高く、もはや一つの単語のような慣用句なので、toのTを「まB]で発音して下さい。
どうですか?(笑)

これが本物のアメリカ英語のTです!


「ワラー」的、「シャラップ」的、「ボロー」的、「ゲラ」的な、カタカナで誤魔化している、「なんちゃってネイティブ発音」とは、似て非なるものでしょ?「なんちゃってネイティブ発音」は英語ネイティブには不評です。何を言っているのか分からないからです。「ワラー」的に発音すると、waterではなく、terがラ行、つまりRになっているのですよw

でも、あなたは、今、本物の発音方法を知ったのですから、これからは本物で行きましょう。


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