従来の方法とは全く違う、英語発音の究極メソッド公開中!


まだ、/ɛ/ のリスニング方法の記事が残っていますが、/j/の後、/ɪ/、/i:/、/ɛ/と、発音方法、リスニング方法の記事を書いてきました。
/e/ も書くと予告しましたが、あれは間違いです。英語の短母音に /e/はありません。


1./ɛ/、[ɛ]、[e]


[e]という発音記号が登場するのは、英語では二重母音の /eɪ/ だけです。 但し、英国英語の/ɛ/ = [e] です。英米人は米国英語の/ɛ/と、英国英語の/ɛ/の違いを聞き分けることができません。同じ音素だと思っています。だから、アメリカ英語の/ɛ/ = [ɛ]、英国英語の/ɛ/ = [e] という違いがあるのにも関わらず、彼らが同じ音素だと思っているので、IPAでは、両方、/ɛ/ で表記されます。

私の意見をまとめると、
 ・ アメリカ英語の/ɛ/  = [ɛ] :下顎の移動あり
 ・ 英国英語の/ɛ/  = [e] :下顎の移動無し
    ↓
でも、ネイティブ達自身の音の認識を反映して
短母音の音素表記としては、英国版も米国版も /ɛ/ と書く。


英語音声学では、[ɛ]と[e]の違いを舌の高さの違いとしていますが、639式では発音開始位置は同じだが、下顎の移動の有無の違いと主張しています。
 英語音声学が言うように舌の高さが、たった数ミリ違っただけで別の音素として扱うって、無理が無いですか?二つの音の違いをどう言葉で記述するんですか? 言葉で明確に記述できないのなら、
 音素の識別に使われているはずは絶対にあり得ませんよ。音声を通信手段として考えれば直ぐに分かることです。(これについてはまた、別の機会に)

2.二重母音 /eɪ/ と /ɛɚ/


今まで二重母音について、英語音声学の本を見ていて不思議に感じたことないですか?
どうして /eɪ/ は e が使われているのに、/ɛɚ/ ではɛ が使われているんだろうか、と。
ま~、英米人は[e]と[ɛ]を区別できないのに、音素表記として一方では e が使われ、もう一方では ɛ が使われている。音素表記を意味する//において、これはこれで変ですが、これは学者さんに聞いて下さい(笑)

もう一つ疑問がありますよね?
表記の問題じゃなくて、音として、実際に/eɪ/では[e]が使われ、/ɛɚ/ では [ɛ] が使われている。
639式では下顎の移動有無で、簡単に説明できます。/eɪ/では、仮に[ɛ]を発音しようとしても、直ぐに次の[ɪ]を発音するために下顎を移動している暇がないんですよ。だから、[ɛ]を発音しても[e]になっちゃう。

逆に、/ɛɚ/では、仮に[e]を発音しても、直ぐに次の[ɚ]を発音するために下顎が移動してしまう。だから、[e]を発音しても[ɛ]になっちゃう。

ほら、639式では至極簡単になる(笑)

3.認識変わりましたか?


どうでしたか? 1ヶ月前の記事で書いた通り、「これらの音に対する認識ががらりと変わるはずです。」が現実になったんではないでしょうか?
口内の空間に平たい板を立てたのが /i:/、横にしたのが /ɛ/、斜めに傾けたのが /ɪ/ 。 たったそれだけのことなんです。非常に図形的でしょ?

ええ、図形的なんですよ。
1.口内に球体の空間(仮想キャンディ)を配置することで様々な音素を作り出す(キャンディ・メソッド)
2./ʌ/の仮想キャンディを振動させてみたり (/ɚ/)
3.仮想キャンディを移動させてみたり (/æ/)
4.配置場所はそのままに、仮想キャンディの形を変えて別の音を作り出してみたり( /oʊ/ の [o] と [ʊ]、 /ɑ/と /ɔ/) 
4.口内に平たい板を配置し、その角度により3つの音素を作り出したり( /i:/、/ɛ/、/ɪ/)

英語の(というか、その祖先の言語の)音素を最初に決めた賢人には、数学の幾何学の素養がありますね。(この件とは別ですが、別の音素の識別に論理学の要素も含まれています。)

何万年も何十万年も前のご先祖様。誰も、臨界期があるため、その賢さに気が付かず自動的に真似をして引き継がれてきた。そして、新たな言語に枝分かれする際、その幾何学的要素に気が付いた者が、更に改造を加えてきた。このブログの読者は639式でそのことに気が付いた訳です。なんか、ロマンを感じませんか? 


音声学信者さんたちは、基本母音の図を持ち出して、やれ舌の高さがどうだの言います。
それは結果であって、原因ではないんですよ。
 /i:/、/ɛ/、/ɪ/について、 基本母音の図の通りの水平位置、垂直位置に舌を配置して、そして、英語音声学のサイトでこれらの母音の舌の図を見て真似して、 英語ネイティブと同じ音が出せますか?  一切、音のイメージを持たずにです。 無理ですよ。かつて私が何度も試しましたから。音声学サイトでの舌の形を真似して、舌の高さも真似して声帯を振動させると、全く似ても似つかない音になる。だから、日本人で音声学やっている人の発音の仕方は、 /ɪ/  を発音すると場合、日本語で「エ」とも「イ」ともつかない音を出して、基本母音図に載っている舌の高さに調整して終わり。 この通りでしょうが?(笑) かつての私もそうだったのです。


基本母音の図は、母音を分類しているのであって、母音の発音方法を定義しているのではないんです。そこを勘違いしてはいけない。

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