従来の方法とは全く違う、英語発音の究極メソッド公開中!



最近、中国語学習者のブログからのアクセスが増えました。良い機会ですので、英語以外の言語に当ブログ独自メソッドが応用可能かを考えてみます。私は英語以外の外国語の発音の知識がありません。ネット上で少し聞いただけで下記の判断を行っており、検証ができていません。話半分で聞いて下さい。



英語鼻


日本語の声質とは違う、響く声質の多くの言語に使えます。
※例:中国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、アラビア語、・・・

日本語の声質と同じ言語には英語鼻は使えません。そのような言語には日本語の発声方法でOK。
※例:韓国語

英語鼻は第1段階〜第3段階までの段階があり、第1段階と第2段階は上記の言語でも共通です。
第3段階は、声質の調整フェーズであり、英語の声質に特化しており、第3段階の方法論が向かない言語もあるかと思います。



英語息


英語鼻が向く言語には、英語息も使えます。

  • 響く声質=シラブル先頭子音を容易に鋭く強い発音可能
  • シラブル先頭で呼気の勢いのピークにすることが可能
  • 上記の呼気制御は英語息で可能
だからです。
※日本語のシラブル(音節)はシラブルの途中の母音で呼気のピークが来ます。


英語息のシラブルを連結する方法論は英語に特化しており、向かない言語もある。



キャンディ・メソッド


英語鼻が向く言語には、キャンディ・メソッドも使えます。(主に母音)

  • 響く声=調音位置を分かりやすくする効果がある
  • その言語では調音位置が音の識別に使われている可能性が非常に高い。
  • キャンディ・メソッドが使える。
※調音位置:口内の何処で音がしている様に聞こえる場所


【母音の名称と調音位の置係】

  • 前舌母音:口内前部に調音位置がある。
  • 中舌母音:口内中部に調音位置がある。
  • 後舌母音:口内後部、又は気道部に調音位置がある。


【ア、ウ、オに聞こえる母音をキャンディ・メソッドで発音するための手順】

(1)書籍やインターネットで、対象言語の音声学では母音がどのように分類されているかを調べる。
  • 必ず対象言語の音声学の資料を見ること。
  • 全言語共通の「基本母音」を参考にしてはいけない。各言語の母音は「基本母音」と多少異なっている場合がある。例えば、英語のhutの母音は英語では中舌母音だが、「基本母音」では後舌母音に分類されている。

(2)上記(1)で調べた情報を基に仮想キャンディを配置して発音する。

  • ア系の母音の名称で「前舌」「広」(又は「開」)の両方の文字が含まれていれば、口内前部に仮想キャンディを配置する。
  • 「アとエの中間」と言われる母音で「ア」の音が目立つ場合、/e/を発音した後、仮想キャンディを/e/の位置から口内前部へ移動する。
  • 「アとエの中間」と言われる母音で「エ」の音が目立つ場合、/e/を発音した後、仮想キャンディを/e/の位置から口内中部へ移動する。
  • ア系、ウ系の母音の名称で「中舌」の文字が含まれていれば、口内中部に仮想キャンディを配置する。
  • ア系の母音の名称で「後舌」の文字が含まれていれば、気道部に仮想キャンディを配置する。
  • オ系の母音の名称で「後舌」「狭」の両方の文字が含まれていれば、口内後部に仮想キャンディを配置する。
  • オ系の母音の名称で「後舌」「広」(又は「開」)の両方の文字が含まれていれば、気道部に仮想キャンディを配置する。 ※仮想キャンディの球体を忠実に再現しようと努力すること。
  • ウ系の母音の名称で「後舌め広めの狭母音」(又は「準狭準後舌」)の文字が含まれていれば、口内後部下半分だけの仮想キャンディを配置する。
  • ウ系の母音の名称で「後舌狭母音」(又は「狭後舌」)の文字が含まれていれば、気道部に仮想キャンディを配置し、口内で音ができるだけしないように舌全体を後ろへ引っ張る。

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コメント

1.中国語への応用について
2010/12/30 S.Fさん
コメントを編集する

中国語の母語にこのキャンディメッソッドを応用したいと思っているのですが、当ブログで


必ず対象言語の音声学の資料を見ること。
全言語共通の「基本母音」を参考にしてはいけない。各言語の母音は「基本母音」と多少異なっている場合がある。

とありましたので、その点について質問させてください。
中国語の母音の分類をネットで調べると、国際音声記号IPAを用いて、ローマ字で示してあるピンインの母音をさらに細分化して分けていたり、表にしてあるのもありますが、それを参考にしてもよいでしょうか?

もう一点ですが、あ、う、おに聞こえる母音の区別は自分の聞こえ方で分類してもいいでしょうか?ネットで調べると、ア ウ オ系と区別して示してあるのでしょうか?
Re:中国語への応用について
2011/01/16
回答に少し時間が掛かりそうです。
少しお待ち頂けますか?すみません。

-------------------------------------
2011/01/16 追加

>中国語の母音の分類をネットで調べると、国際音声記号IPAを用いて、
>ローマ字で示してあるピンインの母音をさらに細分化して分けていたり、
>表にしてあるのもありますが、それを参考にしてもよいでしょうか?
よいと思います。ピンインは必ずしも発音と一致していないそうですので。
キャンディ・メソッドを中国語の母音へ適用する場合、前舌、中舌、後舌の
いずれかであるかを最初に確認してください。それが分かれば
キャンディ・メソッドを適用できます。


>もう一点ですが、あ、う、おに聞こえる母音の区別は自分の聞こえ方で分類
>してもいいでしょうか?ネットで調べると、ア ウ オ系と区別して示して
>あるのでしょうか?
ア、ウ、オに分類する必要はありません。
「アに聞こえる母音」という様に分類した理由があります。
キャンディ・メソッドは、旧ブログ(maglog)で書いた記事ですが
記事のタイトルに発音記号の画像を含ませることができなかったためです。
苦肉の策で、「アに聞こえる母音(1)」の様にタイトルを付けたのです。

2.無題
2011/01/02 S.Fさん
コメントを編集する

わかりました。いつも真摯に応対してくださりありがとうございます。

3.中国語の発音について
2011/01/15 S.Fさん
コメントを編集する

この前は、上辺だけということでしたが有気音,無気音についてのコメントを頂きありがとうございました。
中国語の鼻母音とアル化音(そり舌母音)についてコメントをいただきたいのですが、639さんはどのようにお考えでしょうか?

鼻母音-ng,-nの区別は、舌を上あごの壁に付けるか付けないかの基準、アル化については舌を巻くことによって発生させるというのがほとんどの解説本には載っています。

英語鼻、英語息の一部が使えるといわれている中国語にはこれらの基準は発話者の立場として本質を突いているのでしょうか?

コメントしづらい質問とは思いますが、何か指摘をいただけたらぜひ参考にしたいと思います。
Re:中国語の発音について
2011/01/15
こんばんは。

>鼻母音-ng,-nの区別は、舌を上あごの壁に付けるか付けないかの基準、
>アル化については舌を巻くことによって発生させるというのがほとんどの
>解説本には載っています。
>英語鼻、英語息の一部が使えるといわれている中国語にはこれらの基準は
>発話者の立場として本質を突いているのでしょうか?

英語話者の感じ方については過去、何度も詳しく個人的に聞き取りをした経験があります。
しかし、中国話者の感じ方については、正直聞き取り調査した経験が殆どありません。
ですので、以下は、私が中国語の発音を聞いた上での推測になります。

>鼻母音-ng,-nの区別は、舌を上あごの壁に付けるか付けないかの基準
これは英語についてでも、この通りの事が言われていますが、正しいとは思いません。
m,ng,nの鼻音だけを音声ファイルから切り出して英語ネイティブに聞かせても
区別できません。全部、ngに聞こえます。鼻音の基本はngです。

1.鼻音+鼻音終了後の上歯茎から舌が離れる時の音変化 = N
2.鼻音+鼻音終了後の唇が開く時の音変化 = M
3.鼻音+鼻音終了後に上記1,2の特徴がない場合 = NG

しかし、日本人は語尾の鼻音を出しはじめたときでNやMの発音を終わらせてしまいます。
舌が上歯茎から離れる時の音変化、唇が開くときの音変化が英語ネイティブには
全く聞こえません。ですので、日本人がNで舌を上歯茎につけてもNGに
聞こえる場合が多いようです。
英語息では、NとMで終わる場合、緩慢形の呼気で1シラブル追加するように
ルール化していますが、それは鼻音終了後の音をちゃんと出すためです。
これは多分、中国語でも同じだと思います。

>アル化については舌を巻くことによって発生させるというのがほとんどの
ネットで今一度、幾人かの中国人のアル化を聞いてみました。
これはその通りだと思います。そり舌のRですね。盛り上がり舌のRではない。
http://bousure639.gjgd.net/Entry/360/ の図3と同じでした。
「体感」と「透視」で確認しました。

4.無題
2011/01/17 S.Fさん
コメントを編集する

コメントありがとうございます。
鼻音について理解が深まりました。アル化音に関するご意見もありがとうございます。
ーnで終わる場合、日本人は舌が上の壁に付くところで音が終わってしまう人が多いのですね。離れるところまで意識して鼻から息と、そして音を出すようにしたいと思います。

ところで、中国語の個々の子音の発生の仕方について参考になる点などは何かございますか?母音についてはキャンディメソッドを参考にしたいと考えています。
Re:無題
2011/01/17
こんばんは。
>ところで、中国語の個々の子音の発生の仕方について参考になる点などは何かございますか?
日本語の子音より遥かに英語の子音に類似性があるように見えますが、
中国語の個々の子音については、私が独自理論を構築するまでの情報が蓄積できていません。
私がこれをやるには、本格的に中国語と中国語音声学を学ばないと何とも言えないです。
ただ、音声学を参考にする場合、私の考えでは、知っておくべきことがあると思います。
それは、音声学は個々の音にフォーカスを当てて分析・記述した学問です。
ですから、音声学のテキストに、ある音について色々書かれてあると思いますが、
それが個々の音固有の性質なのか、他の要因で発生する性質なのか自分なりに
見極める必要があると思うんです。

例えば、英語音声学の例で、
「曖昧母音」なるものがあります。しかし、英語話者は「曖昧母音」という音自体
知りません。音声学の学者が音声学という個々の音に焦点を当てる学問における
独自の分類です。ちょっと分かりにくいですね。具体的に書きますね。

音声学学者:音声ファイルから各音を切り出す。

アクセントの無い母音を切り出したとき、他の母音とは違い、
音が小さい母音が見つかる。short-U, /I/, /r/,etc

この音の小ささ、はかなさを、単独で発音することは難しい。

異なる母音だけど、この特徴を持つ母音を「曖昧母音」と名付けよう

----------------------------------------
こういう過程で「曖昧母音」なるものが誕生しました。
英語音声学という個々の音を対象にする学問であるために、
ある意味仕方が無いとは思います。
でも、その外国語を学ぼうとしている外国人には、不向きな面も
多いんです。

「曖昧母音」の音の小ささや、はかなさは、
英語息と、英語鼻第三段階の下あごの動かし方で完全に説明可能です。
音単独ではなく、発話する時のルールにより生じた自然現象なのです。

「明るいL」、「暗いL」もそうです。Lそのものの性質ではなく、
英国人は、英語息でいうところの「急激型」が本当に急激なんです。
音程もそれに伴って急激に上がります。これが「明るいL」の正体です。
Lだけじゃないんです。英国人の「急激型」の呼気の使い方が
アメリカ人と少し違っていて、Lの「明るさ」だけが目立ってしまった
結果なんです。

音声学のテキストを読んで理解する場合、
発話するとのルールにより生じた自然現象なのか、その音そのものの
性質なのか、見極めないと、もの凄く複雑に感じます。
何かパターンが多い様な、複雑な現象が発生していて、その現象を
ネイティブが意識することなく、「自然とそうなる」と言っている場合、
個々の音として対策を立てるより、何かルールが絶対あるはずなんです。

天動説で太陽系の惑星の動きは、ものすごく複雑に見えます。
地動説では、単純明快です。複雑なルールは、それは本物ではないと
私は確信しています。
----------------------------------------

中国語に話を戻すと、北京語であっても、TVのアナウンサーや
俳優が話す言葉と、庶民が話す、だらけた発音は、外国人である
日本人には別物と思うほど違いがありますよね。
何かルールあるはずですよ。音そのものよりもね。
でも、今の私には分析するデータが蓄積できていません。すみません・・・・

5.S.Fさんへ
2011/01/17 某スレの639さん
コメントを編集する

「中国語への応用について」への返信を書かせて頂きました。
遅くなってすみませんでした。

6.無題
2011/01/17 S.Fさん
コメントを編集する

中国語の母音、子音についてのたいへん興味深いコメントを下さりありがとうございます。これからの中国語学習においてさらに飛躍できそうな気がしてきました。
以前は英語も学習していたこともありますので、これから出される記事も期待しています。
Re:無題
2011/01/17
コメントありがとうございます。
今後とも宜しくお願いします。
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